1996年に初開催されたTokyo Game Showは、今年で30周年を迎えました。現在では世界最大級のゲームイベントのひとつであり、日本最大のゲームイベントとしても広く知られています。
Tokyo Game Showのこれまでの歩みや歴史についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ30周年記念特設サイトもご覧ください。
30周年記念サイト:
TGS30周年記念特設サイト|東京ゲームショウ2026

私が日本に移住して働き始めた2014年から、TGSには毎年欠かさず参加しています。そのため、今回の30周年は正直なところ少し驚きでした。日本に来てからこれほど長い年月が経ったのかと思うと、自分でも信じられない気持ちになります。
現在は家族もいますが、今回もさまざまな理由から、まだ小さい娘を連れて行くのは見送ることにしました。ただ、会場では年々、小さなお子さんを連れたご家族を見かける機会が増えているように感じます。
実際のところ、しっかり計画を立ててタイミングを調整すれば、TGSはかなりファミリー向けのイベントですし、小さなお子さん向けの専用ファミリーエリアも用意されています。
とはいえ個人的には、娘の今の年齢ではまだ十分に楽しんだり、リラックスしたりするのは難しいのではないかと思っています。水族館やテーマパークへ行く場合と比べると、やはりTGSはゲームの魅力を発信する展示イベントが中心ですからね。

今回が初めての参加というわけではまったくないので、今年はイベントレポートに加えて、参加時に役立つちょっとしたコツやポイント、そして今年新たに登場した見どころについてもまとめてみようと思いました。
ただし、今回参加したのは私ひとりだったため、一般公開日のレポートとしてはどうしても取材できる範囲に限りがありました。また、時間や体力の都合もあり、すべてを網羅することはできていません。
もちろん、ほかのメディアではイベント全体をより詳しく取り上げているところもたくさんありますし、来場者が比較的少なく、開発者や運営スタッフの方々と交流しやすいビジネスデイの取材記事も数多く公開されています。
いつか私たちもそのような充実した取材をお届けできればと思っていますが、今回はぜひ、一般公開日に実際に参加したひとりの来場者として体験した、リアルなTGSの雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。

今年のTGSでは、新たに3種類のチケットが登場しました。
- ファストチケット(Fast Ticket)
JR海浜幕張駅の始発電車到着時から並ぶことができる、優先入場レーンを利用できるチケットです。 - プレミアムチケット(Premium Ticket)
ファストチケットの特典に加え、一般公開日の全日程への入場権と、専用のプレミアムラウンジ利用権が含まれていました。 - 30周年記念チケット(30th Anniversary Ticket)
一般公開日の全日程への入場権に加え、イベントを記念した数量限定の純金メダルセットが付属する特別なチケットです。その価格はなんと330万円でした。
注意:当日券の販売はありません。
日本の人気観光地や大型イベントの多くと同様に、TGSも事前にチケットを購入しておく必要があります。国内からの参加はもちろん、海外からの来場者向けにもさまざまな購入方法が用意されていますので、来年の参加を検討されている方は公式サイトで詳細を確認してみてください。
私たちの場合は、チケット発券手数料がかからないため、Animateで購入するのが最もお得でした。幸い店舗まで足を運べる距離に住んでいるので、この方法を利用しています。

私が参加したのは一般公開初日の土曜日でした。この日はほとんど雨が降らず、イベントはおおむね予定どおりに実施されました。一方で、日曜日はより強い雨に見舞われ、さらに月曜日は台風の接近による悪天候のため最終的に開催中止となりました。
特にJR海浜幕張駅から来場する場合、まず驚くのはその人の多さだと思います。焦らずゆっくり行動し、スタッフの案内に従って進みましょう。もし行き先が分からなくなってしまっても、駅を出たあとは基本的に人の流れについて行けば問題ありません。また、会場までの道中には案内広告なども多数設置されているので、迷うことは少ないはずです。
当日の早朝には、Monster Energyが無料のエナジードリンクを配布していました。さらに、駅前には終日ブースを設置しており、来場者が一日を元気に過ごせるようサポートしていました。

幕張メッセへと続く連絡通路まで進むと、どの入場口へ向かうかを選ぶ分岐地点に到着します。特に開場時間に合わせて来場する場合、この選択はとても重要です。入場待機列に並ぶことになるため、イベント開始後しばらくの時間は最初に選んだエリア周辺で過ごすことになる可能性が高いからです。
- ファミリーパーク(Family Park)
中学生以下のお子さんを連れたご家族向けに用意された特別エリアです。私はまだ実際に利用したことはありませんが、公開されている写真を見る限り、混雑しがちなメイン会場から離れて、家族でゆったりと楽しめる空間のようでした。専用のフードコートも用意されているため、必要であればほかの施設を利用しなくても一日中過ごせる環境が整っています。 - ホール1〜8(Halls 1-8)
大手から中小まで、多くのゲーム会社やエンターテインメント関連企業のブースが集まるメイン展示エリアです。メインステージもこちらにあります。注目タイトルの試遊やステージイベント、パフォーマンスを目当てにしている方は、まずこのエリアを目指すのがおすすめです。 - ホール9〜11(Halls 9-11)
ショップエリアや物販関連ブースに加え、個人クリエイターやインディーゲーム展示エリアが集まっています。限定グッズの購入を最優先に考えている方は、このエリアから一日をスタートすると良いでしょう。


私は毎年、まず**ホール1〜8(Halls 1-8)**へ向かうようにしています。そして物販については、在庫と運に任せることにしています。
というのも、メインホールをじっくり回り終える頃には、配布物やノベルティがかなりの量になっていることが多く、さらに会場内を歩き回った疲れも重なって、思っている以上に体力を消耗しているからです。
もちろんこれはあくまで私個人のスタイルですが、一日中たくさんの荷物を持ち歩きたくないという理由もあって、まずは展示や試遊を優先し、買い物は後回しにするようにしています。


今年のイベントでは、来場者が少しでも快適に過ごせるよう、さまざまな企業とのコラボレーションによる暑さ対策が実施されていました。
例年、TGSは同じ時期に開催されていますが、暦の上ではまだ夏にあたるうえに来場者数も非常に多いため、会場内はかなり暑くなりがちです。そこで今年は、会場入口付近でガリガリ君のアイスキャンディーが無料配布されていたほか、Bioreの冷却シートも来場者向けに配られていました。
さらに、各ホール間の休憩スペースには大型ファンが設置されており、移動や休憩の際に涼を取れるよう工夫されていました。こうした暑さ対策のおかげで、例年以上に快適な環境でイベントを楽しめるよう配慮されていたのが印象的でした。

なお、会場にはスーツケースやベビーカー向けの当日利用可能な荷物預かりサービスも用意されています。ただし、スーツケースの預かり料金は5,000円とかなり高額なので、その点は事前に考慮しておいたほうが良いでしょう。
参考までに、私が実際に入場するまでにかかった待機時間の流れをまとめると、次のようなスケジュールでした。
- 8:45 JR海浜幕張駅に到着
- 9:10 徒歩で幕張メッセに到着し、入場待機列へ並ぶ
- 9:39 手荷物検査とチケット引き換え(リストバンド受け取り)を完了
- 9:46 入場口付近の混雑緩和のため列が一時停止
- 9:55 ようやくホール1へ入場
この日は一般公開初日だったこともあり、会場到着から実際にホール1へ入るまで、およそ45分かかりました。もちろん、その日の混雑状況や到着時間によって待ち時間は変わりますが、初めて参加される方はひとつの目安として参考にしていただければと思います。



全体として見ると、周囲の混雑ぶりを考えれば待ち時間はそれほど長くなかったと思います。特に今年は新たに導入されたファストパス制度という不確定要素もあったため、どのような運営になるのか少し気になっていましたが、比較的スムーズに入場できました。
また、この日はチケットが完売していたこともあり、来場者数に対応するために会場側が予定より少し早めに開場していたようです。その影響もあってか、私の並んでいた列は途中で一度停止する場面がありました。
とはいえ、そのおかげで会場内の混雑がある程度分散され、安全に入場できるよう調整されていたのだと思います。大規模イベントらしい人の多さはありましたが、運営スタッフの誘導もスムーズで、全体的にはかなり効率よく入場できたという印象でした。

何年もTGSに参加しているにもかかわらず、やはり期待を捨てきれません。今年は例年とは異なりホール8ではなくホール1へ案内されたので、もしかしたらと思い、真っ先にCapcomブースへ向かいました。狙いはもちろん、Monster Hunter Ascendanceの初公開試遊に参加できないか確認するためです。
ですが、やはりそう簡単にはいきませんでした。ブース前はすでに大勢の来場者で大混雑となっており、人の流れが滞るほどの状態でした。さらに、入場に必要な整理券も到着した時点ですべて配布終了となっていました。
来場を予定されている方は、大型タイトルの試遊については、イベント開始直後から長時間待機になるか、あるいは整理券や時間指定チケットが早々に配布終了している可能性が高いと考えておいたほうが良いと思います。
また、人気ブースでは試遊だけでなく、フォトスポットや参加型アクティビティにも長い待機列ができることがあります。混雑状況によっては、安全確保のために入場制限が行われたり、一時的に受付が停止されたりすることも珍しくありません。
特に話題作や人気シリーズを目当てにしている場合は、事前に優先順位を決めておき、入場後すぐに目的のブースへ向かうことをおすすめします。



PlayStationのようなパートナーブースを訪れた場合でも、今回のCapcomブースと同じように、入場制限や受付終了となっている可能性は十分にあります。
ですが、見方を変えれば、それによって一日の予定が空き、会場内を自由に散策しながら、当初は立ち寄るつもりのなかったブースや作品との思いがけない出会いを楽しむこともできます。これは一般公開日に限らず、どの日程で参加しても味わえるTGSならではの醍醐味のひとつだと思っています。
実際、私がゲーム業界で働いていた頃にビジネスデイへ参加した際も、人気タイトルの試遊枠は開始から1時間ほどで埋まってしまうことが珍しくありませんでした。
結局のところ、目当ての試遊に参加できるかどうかは運次第な部分も大きいのです。
だからこそ私は、「行けたらラッキー」くらいの気持ちで会場を回るようにしています。そのほうが、予想外に面白いゲームや魅力的な展示に出会えたときの楽しさも大きいですし、何よりTGSというお祭りそのものを満喫できるように感じています。




そういえば、今年の主役とも言えるブースのひとつがPlayStationでした。
お目当てだったMonster Hunter Ascendanceはもちろん、Grand Theft Auto VIやFinal Fantasy VII Revelationなど、注目度の高い大型タイトルが多数出展されており、まさに話題作が勢ぞろいという状態でした。
もっとも、その人気ぶりは予想どおりで、これらの試遊枠や入場枠はほぼすべて埋まっていました。私が訪れた時には、いずれも参加受付が終了しているか、すでに長い待機列ができている状況でした。



会場を歩いていて個人的に驚いたのが、Neo Geoの名前が大きく掲げられたブースの存在でした。実際に立ち寄ってみると、まるでゲーム史を学ぶ展示のような内容になっていて、とても興味深かったです。
そして気が付けば、こうした“歴史を振り返る”展示はNeo Geoだけではありませんでした。今年の会場では、さまざまなブースが周年企画や記念展示を実施しており、ゲームの歴史を感じられる場面が数多く見られました。
こうして見てみると、本当に多くのゲームシリーズやブランドが同じ時期に大きな節目を迎えているのだなと実感します。偶然とはいえ、これだけ多くの作品や企業の記念イヤーが重なっているのはとても興味深く、今年のTGSならではの特徴のひとつだと感じました。









会場内には本当に素晴らしいコスプレイヤーさんやマスコットキャラクターがたくさんいて、見かけるたびに思わず写真を撮ってしまいました。
ただ、どの方も非常に人気が高く、周囲にはすぐに人だかりができるため、タイミングが合わず撮影できなかったことも少なくありませんでした。
もし皆さんのSNSで今回参加されていたコスプレイヤーさんやキャラクターたちを見かける機会があれば、ぜひ応援の気持ちを込めて「いいね」やリアクションを送ってあげてください。イベントを盛り上げてくれる存在ですし、その情熱や努力には本当に頭が下がります。

残りの時間は、とにかくできる限り多くの大型ブースを回りつつ、途中で気になった小規模ブースにもふらりと立ち寄りながら過ごしていました。本当に見どころが多くて、何を優先するか悩んでしまうほどだったからです。
正直なところ、会場全体からすればまだほんの一部しか見られていないと思います。それでも、ひとり参加だったことを考えれば、かなり効率よく回れたのではないかなと感じています。
実際にひとりで参加すると、自分の荷物に加えて会場でもらったノベルティや配布物も全部自分で持ち歩かなければなりません。もしその苦労を経験せずに済んでいるなら、とても恵まれた来場者かもしれませんね。
それでも、痛バッグを持ち歩くのと同じです。重たいと分かっていても、好きだからこそ頑張れてしまうもの。
ゲームへの愛があるからこそ、ついつい両手いっぱいになるまでグッズやノベルティを抱えて歩いてしまうのです。

今後公開予定の記事では、今回のTGSでの体験をさらに詳しくご紹介していく予定です。ショッピング関連の話題はもちろん、ガチャの戦利品や会場で見つけた注目アイテムなどについても掘り下げてお届けしたいと思っています。
また、残念ながら現地へ参加できなかった方もご安心ください。ほとんどの企業がイベント中の配信番組やブース写真をオンラインで公開しており、イベント終了後もしばらくは新しい写真や情報が追加されることが多いです。
なかにはプレゼントキャンペーンやフォロー&リポスト企画などを実施している企業もありますので、お気に入りのメーカーや作品がある方は、ぜひ公式SNSや公式サイトをチェックしてみてください。
会場に行けなくても、まだまだTGSを楽しむチャンスはたくさんありますよ。
それでは、次回のTGSイベントレポートもお楽しみに!

TGS 2026に参加されましたか?参加された方は、どんな体験をされたのかぜひ教えてください。また、過去の東京ゲームショウに参加したことがある方の思い出話も大歓迎です。
ぜひコメント欄で感想を聞かせてください!
関連リンク Links
4Gamer TGS 記事: https://www.4gamer.net/words/001/W00124/
Dengeki Online TGS 記事: https://dengekionline.com/article/202609/86099?pickup











